今、伝えなければならないこと……
それは、お釈迦様が気付いたことに、皆さんにも気付いて欲しいのです。
寺に生まれた私は、子供のときから仏様に手を合わせ拝んでいました。
各宗派により拝む仏様は異なります。
お釈迦さまは、どの仏様を拝んでいたのだろう。
そんな疑問の中で、仏教の本質に興味が湧きました。
お釈迦さまのお話の中で、お釈迦さまはどの仏様も拝んでいませんでした。
… ということは …
仏様を拝むことは、お釈迦さまの仏教ではないということでしょうか。
では、仏教とは、お釈迦さまの教えとはなんでしょう。
こんなへそ曲がりなことを考えるひとは…… 困ったことです。
そこからは、出口の解らない迷路です。
知っている漢字でも、組み合わせでさっぱり意味がわかりません。
たとえば、一乗、二河白道、三界、四大、五蘊、六波羅蜜、七覚支、八正道、九相、十善などさまざです。
2500年の時間は長いですね。
言葉がどんどん増えて、大森林のように行く手をふさぎ、先を見通すことが出来ません。
お釈迦さまのお覚りに触れてみたいと思い、解らぬ本を開く日々でした。
今でも解らぬ日々です。
1990年頃より、パーリ語経典の本が多く出版され、庶民価格で読めるようになりました。
パソコンの普及でスキャンやOCRができるようになり、書籍をいつでも読めるようになりました。
インターネットの普及で多くの人が情報をアップし
ネットオークションで古書が安価で求めることができるようになりました。
とてもありがたい時代です。
さて、そんな時代、お釈迦さまの教えは、気付かれることなく私の中を流れています。
合理的で論理的で誰もが合意できるお釈迦さまの教えです。
興味があれば、ホームページの中を彷徨って下さい。
お釈迦さまの教えには、いくつかの重要な点があります。
それは、今を生きる智慧です。
それは、心に波を立てない智慧です。
それは、自然と共に生きる智慧です。 |